掲載日 : [2007-11-08] 照会数 : 5373
<民団京都>チョワヨ!朝鮮通信使 都大路で初の再現
[ 副使役は金有作民団京都本部団長が務めた ]
創団60周年記念
【京都】京都の都大路で3日、大がかりな朝鮮通信使行列が再現された。今年創団60周年を迎えた民団京都府本部(金有作団長)が主催、釜山の朝鮮通信使文化事業会と朝鮮通信使400周年記念事業実行委員会が共催した。京都で大がかりな通信使行列が再現されたのはこれが初めて。
一行340人は「朝鮮通信使来日400周年記念‐京都再現行列」の横断幕を掲げて御池中学校を出発、河原町御池から四条河原町を経由して祇園石段下まで1・6㌔を約1時間半かけて行進した。
沿道からは「きれい。大名行列みたい」といった声が聞かれた。「チョワヨ」と感嘆の拍手も。ある高齢の婦人は、「日本にせんど(何回も)伝承してくれはった。祇園祭りも韓国からきた。京都に文化を伝えてくれましたのでこうして拝ませてもらっています」と語った。京都市立陶化中学校のある教師はビデオを片手に「収録して授業で子どもたちの教材にして教えていきます」と話していた。
御池中学校校庭ではパレードに先駆けて正使役の呉榮煥駐大阪総領事が、京都所司代役の二之湯智参院議員との間で「国書」の交換を行った。副使役を務めた民団京都の金団長は、「市民たちが一生懸命応援してくれた。いい体験をさせてもらいました。準備に半年、苦労しましたがやってよかった」と語った。
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下蒲刈島でも 婦人会広島が参加
【広島】瀬戸内海を航行してきた朝鮮通信使一行の寄港地として知られる下蒲刈島でも10月21日、行列が再現された。イベントは今年で5回目。
地元住民が対馬藩の武士に扮して先導。その後を鼓笛隊、チャンゴや太鼓を手にしたチョゴリ姿の婦人会広島県本部のメンバーなどが加わり、総勢270人で石畳が続く町並み1・2㌔を練り歩いた。
(2007.11.7 民団新聞)