掲載日 : [2008-07-30] 照会数 : 8165
<兵庫版>根付く高齢者福祉 民団会館で昼食サービス
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「ウリチプ」 阪神支部
民団阪神支部(金清吉支団長)は毎月1回、支部会館で高齢者に手作りの昼食を提供する「ウリチプ」を開いている。今年で6年目を迎え、メンバーも増えた。7月の食事会では地域居住のハラボジ、ハルモニら20人が集い、婦人会の有志が準備した韓国料理に舌鼓を打っていた。
この日のメニューは鶏肉と野菜の炒め物と南瓜の煮付、ポテトサラダとキムチ。デザートには桃が添えられた。昼食後は伝統芸能を楽しんだ。伽 琴の音色に合わせて民謡が歌われると、ハルモニたちが一斉に立ち上がって踊りだした。
ウリチプに公的助成をしている神戸市の担当者は「皆さんのパワーに圧倒されました。これからも継続して給食サービスを行ってほしいです」と語っていた。
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高齢者憩いの家 西宮支部
民団西宮支部「高齢者憩いの家」は今年で7年目。阪神支部と同じく、毎月1回、地域の同胞高齢者が集う場所を会館内に設けて喜ばれている。
李成俊支団長は「ニューカマーのボランティアの人たちが手作りの野菜などをたくさん差し入れしてくれています。食材に事欠いたことはありません。高齢者だけでなく、送迎する家族やボランティアなど、多くの地域同胞たちが月1回支部会館を訪れてくれます」と話す。
7月は20人ほどがおしゃべりを楽しみながら心づくしの韓国料理を囲んだ。食事の後はみんなでゲームとカラオケ、韓国ドラマのビデオを鑑賞するなど、それぞれが思い思いに過ごしていた。
李支団長は、「他の支部も高齢者給食サービスに積極的に取り組めるよう、私たちも出来る限りの支援をしていきたい」と語った。
(2008.7.30 民団新聞)