掲載日 : [2008-09-17] 照会数 : 8761
<京都福祉事業特集>家庭的な配慮が充実
見学会に参加して
婦人会京都南支部会長 金順鶴
入り口に入ってすぐ、韓国の文化財風の建物があるのにびっくりしました。イベントホールとして地域と自由に交流できる場所であるということを聞き、親しみを感じるとともに、いろんな催し物のことを考えると胸がわくわくしてきました。
入所者専用の診察室があり、自由に安心して診察してもらえるということで、非常に心強く感じました。日本風の茶室や庭園があり、日本式のお茶と韓国式のお茶が楽しめる心癒される空間があるので、本当にうれしく思います。さらに、理・美容室があり、お年寄りでもオシャレを楽しみ美しく清潔に生活できることは、大切なことだと思いました。
お部屋は10室で1ユニットになっており、全室冷暖房完備で、オンドルもあり、1年を通して快適に暮らせることが気に入りました。一人1室でプライバシーが守れることもいいと思います。ダイニング・キッチンは対面式になっていて、家庭的な雰囲気の中でお食事ができます。お風呂もみんなと相談して好きな時に好きな形で入れるそうです。
家庭的でしかも自由な生活を楽しめるということは、とても素晴らしいことだと思います。
南区には、地域柄、多くの在日韓国人1世の方が住んでおられます。この地に「故郷の家・京都」ができたことは、とても喜ばしいことです。素晴らしい施設である「故郷の家・京都」に、年を重ねた韓国1世の方が一人でも多く入れることを、切に望んでやみません。
(2008.9.17 民団新聞)