掲載日 : [2008-11-14] 照会数 : 6146
全道の同胞集い60周年式典<北海道本部>
[ 子どもからお年寄りまで、老若男女の同胞が集まった60周年式典 ] [ 式典でハーモニーを奏でた婦人会北海道本部のコーラス(上)。オリニにもプレゼントが贈られた ]
全道から300人集う<北海道本部60周年式典>
幅広い年代層…高齢者は無料招待
民団北海道本部(金泰勲団長)は9月20日、札幌市南区の定山渓温泉ホテルで創団60周年記念式典を開いた。北は利尻や稚内、東は釧路からと来賓を含め300人余りが出席した。全道団員が泊まりがけで一カ所に集う祝賀会はこれが初めて。参加者は1世から民団の将来を担う子どもたちや青年層までと幅広く、民団北海道の明るい未来を感じさせた。
式典の冒頭で金団長は地域社会と祖国発展に貢献してきた先人の辛苦を偲び、「民団の歴史に誇りを持ち、私たち自身にも誇りを持ちましょう」と呼びかけた。また、未来に向かっては、建国60周年式典で李明博大統領が語った「8000万の民族が同じ夢を見ると、それは現実のものになる」との言葉を引用し、「民団ができることを、一緒に、一生懸命やりましょう。そして同じ夢を見ましょう」と求めた。
民団中央本部からは鄭進団長が激励に駆けつけた。道からは嵐田昇副知事、札幌市からも小澤正明副市長や日韓親善協会関係者が同席し、祝辞を述べた。
続いて、民団の発展に尽くした功労者13人が顕彰された。このうち、徐貴女氏(札幌市)と姜稀玉氏(釧路市)の2人に駐日大使から感謝状が贈られ、李正雨氏(室蘭市)ら11人には姜益淳総領事から表彰状が授与された。
この日の式典に高齢者は無料招待された。そればかりか、小、中、高校生や大学生、青年会参加者の姿も多く見られた。これは民団北海道が3年前から継続して取り組んできた青少年育成事業の成果が実を結んだもの。
会場では、旧知の同胞との久方ぶりの再会を喜びあっていた。祝賀会では、婦人会道本部によるコーラスやカラオケ、函館支部による余興などを楽しんだ。また、青年会主催の大抽選会は大いに盛り上がった。
(2008.11.12 民団新聞)