掲載日 : [2008-11-14] 照会数 : 13086
地域活性化へ韓国文化の風<北海道>
[ 民団北見支部と北見日韓協の共同企画で開催した「コリアンフェア」ではチョゴリの似合う女性2人に韓国旅行をプレゼントした ]
地域活性化へ韓国文化の風<北海道>
■□
うまいものフェア<民団函館支部>
「韓国観光とうまいものフェア」が10月26日、函館市内のホテルで開催され、大勢の市民でにぎわった。
フェアはもともと、民団函館支部(崔千浩支団長)が支部会館を利用して7年前から毎年1回開催してきた人気行事。一昨年、函館‐ソウル間に直行便が就航したことから、市の行政と経済界がタッグを組んだ函館空港振興協議会、韓国観光公社仙台支社による提携事業となった。共催は今年で2回目。
10時の開場と同時に市民が押し寄せ、3時の閉会までに約4000人を超えた。キムチなどの総菜類は、民団関係者が東京と大阪の知る人ぞ知るという著名店を試食して回り、選んだ自慢の味ばかり。屋台での飲食物と物販類と合わせ、午後2時過ぎにはほぼ売り尽くした。大阪の韓国伝統舞踊団「ポドルフェ」による公演も立ち見が出るほどの盛況だった。
民団側は創団60周年を記念、会場で在日写真展も同時開催した。
■□
日韓協と提携<民団北見支部>
北見でも韓国の伝統的な料理や文化を伝えるイベントとして日韓親善の夕べ「コリアンフェア」(北見日韓協会主催)が毎年、開かれている。今年で10回目。10月13日、会場となった北見市内のホテルは2000円の前売り整理券を握りしめた多くの市民でごったがえした。整理券は毎年1500枚が完売される。
北見市と韓国の晋州市は姉妹都市関係を結んでいる。市民に韓国のことをよく知る場を提供しようと、北見日韓協と民団北見支部がイベントを企画したのが始まりだ。
いまは同日韓協の構成団体の一つとしてフェアの一翼を担う民団北見支部(方良起支団長)は、「北見支部の年中行事で、いちばん華やかな行動です」と胸を張る。婦人会北見支部は例年、韓国料理屋台でチヂミ、冷麺、チゲなどの料理を提供している。
婦人会北見支部はメーンイベントの一つ、「ミス・チマチョゴリ」コンテスト応募者の着付けも担当している。今年は18歳以上の独身女性16人の応募があり、てんてこ舞いの忙しさだった。審査の結果、ミス、準ミスが選ばれ、それぞれ韓国旅行の副賞がプレゼントされた。二人は今後1年間、日韓友好親善のボランティア活動も担う。
チマチョゴリの感想を聞かれたミス・チマチョゴリは「着心地が良くてかわいい」と気に入った様子。
晋州市在住で北見市の特別名誉市民でもある金一氏や姜益淳駐札幌総領事が出席し、韓国からのメッセージを伝えた。
(2008.11.12 民団新聞)