掲載日 : [2008-11-27] 照会数 : 4257
北韓人権決議案 国連委が採択
国連総会第3委員会(人権担当)は21日、北韓に人権改善を強く促す決議案を賛成95、反対24、棄権62で採択した。12月に国連総会本会議で改めて採択される。
決議案は欧州連合(EU)や日本など51カ国が主導、韓国も初めて共同提案国に加わった。脱北者に対する過酷な処遇、宗教や思想の自由への制約、労働者に対する人権侵害などを指摘、北韓内の組織的で深刻な人権侵害に対する懸念を表明し、即刻中断を要求。北韓人権特別報告官活動への協力、人道的機関に対するアクセス許可、外国人拉致問題の解決要求などの内容が盛り込まれている。
韓国は05年の国連総会で北韓人権非難の決議案採決で棄権。北韓が核実験を強行した06年には賛成票を投じたが、昨年は再び棄権している。
(2008.11.26 民団新聞)