掲載日 : [2008-12-11] 照会数 : 6275
事業多角化で純益増 SHキャピタルが株主総会
新韓銀行の関連会社で企業再生を支援するSHキャピタル(文大煥社長)は2日、都内のホテルで第5期定時株主総会を開いた。約110人が参加。議決権数1万201個のうち、6980個(委任状2760個含む)が出席。
9月末決算の業績は、貸出残高が前年比11・9%減の111億5600万円にとどまったが、優良債権の獲得に努めた結果、純利益は同40・0%増の3億8200万円を計上した。子会社のSH債権回収との連結決算による純利益は5億3400万円に上った。配当は1株につき1万円。
文社長は「厳しい経済環境の中、在日同胞への事業資金などを中心に厳格なリスク管理を進める一方、新規事業としてゴルフ場関連のM&Aビジネス事業を開拓するなど、多角化を推進できた」と説明した。
民団中央本部の鄭進団長は祝辞で、「多事多難な状況の中でも、堅実な成長を続けていることに感謝したい。今後とも、同胞経済人を支援する強固な金融機関として、同胞社会の成長と発展のためのけん引役に期待したい」と激励した。
任期満了に伴う役員改選では、取締役に文大煥、高富仁ら5氏、監査役に金次永、黄進煥(桧山進次郎)ら5氏をそれぞれ再選した。
(2008.12.10 民団新聞)