掲載日 : [2008-12-11] 照会数 : 7245
<婦人会栃木>養護ホームに車いす 慰問10年
[ 入所者との交流会でお年寄りの手をとる崔龍珠会長(中央) ]
【栃木】婦人会栃木県本部(崔龍珠会長)は11月27日、宇都宮市内の養護老人ホームちとせ寮を訪れ、入所者と交流した。「ちとせ寮」慰問は金春枝前会長当時から毎年欠かさず続けており、今年で10年目。10年の「区切り」にと、交流会の席で車いす3台を寄贈した。
購入資金は、同本部が10年前から韓国産の調味料や総菜類を販売し、コツコツ貯めてきた販売益をもとにした。ちとせ寮を訪ねるたび、足腰の弱ったお年寄りが目に見えて増えたと感じていたため、寮側とも相談して車いすの購入を決めたという。
この日は崔会長をはじめとして13人が訪れた。玄関先で出迎えた顔見知りの入所者とは、再会を喜び、韓国語であいさつを交わしていた。入所者の表情を見ると、婦人会の来訪を心待ちしていた様子がよくうかがえた。
交流会では「アリラン」を一緒に合唱し、桃太郎を題材とした「大きな絵本」を広げて読み聞かせした。さらに、それぞれがお年寄りの輪の中に入って孤独な胸の内を慰めていた。
(2008.12.10 民団新聞)