掲載日 : [2008-12-11] 照会数 : 7733
民主党代表が検討表明 元在日脱北者への支援
[ 鄭進団長と握手する丁世均民主党代表 ]
民団中央団長らとの懇談で
民団中央本部の鄭進団長らは11月27日、来日中の丁世均民主党代表らと都内のホテルで懇談した。
鄭団長らは、北韓を脱出し日本に渡ってきた元在日同胞を中心とする脱北者らが日本で安定した社会生活ができるよう人道的な立場から援助する「脱北者支援民団センター」、日本で生活する同胞のための「みんだん生活相談センター」や「韓国人旅行者支援センター」などの取り組みを紹介した。
民団側は、また「2年後の2010年は韓日併合100周年にあたる。日本では来年が、4年ごとに行われる中学校教科書検定・採択の年になる。このため歴史教科書問題や歴史認識問題が改めて韓日間の争点になりかねない。民団としては、こうしたことをも踏まえ、韓日相互理解・協力増進の懸け橋の役割を継続果たし、友好親善活動に力を入れていく」と説明した。
丁代表は、「元在日同胞やその子女ら脱北者150人余りが日本にいるが、支援民団センターは一般からの誠金で運営している」との説明を受け、「日本とは特別な事情があるため、南北協力基金を活用して、在日同胞出身脱北者の日本定着支援に使えないか検討したい」と明らかにした。
(2008.12.10 民団新聞)