掲載日 : [2009-01-14] 照会数 : 8930
<長野版>「在日の歩み」完成
写真と映像で振り返る民団長野60年
民団長野県本部(呉公運団長)が創団60周年記念事業の一環として準備を進めてきた写真記念誌『在日の歩み』(DVD付き)が、このほど完成した。民団長野60年の歩みを写真で振り返る構成だ。視覚に訴えることで活字離れの進む若い4、5世世代にもアピールしそうだ。
学校、図書館にも寄贈へ
今回の『在日の歩み』は『50周年誌』編纂にあたって各団員家庭から集めた貴重な写真を基礎に、その後の10年の新たな歩みを追加する形をとった。本文350㌻(DVD約15分)。
編纂委員会では、昨年から「民団長野の歩みを若い世代にどう伝えていくか」について討論を重ねてきた。活字資料はすでに50周年で制作済みだけに、委員からは「映像を」との声も出た。だが、準備が間に合わないため、「(映像は無理でも)写真で物語っていけるのではないか」ということで意見が一致した。
記念誌収録の写真は付属のDVDでも見ることができる。バックには伝統楽曲が挿入され、地域同胞社会の形成史を目と耳で再確認できる。
記念誌は2月1日、日曜日に松本市内のホテルブエナビスタ(本庄1−2−1)で開催する合同新年会を兼ねた創団60周年式典会場で配布する。「団結と和を大切に引き継がれてきた誇り高き民団を多くの人たちに自慢したい」と、県内の小・中学校や公共図書館にも寄贈する方針。
民団長野県本部は、関係者100人余り出席のもと、1948年11月10日、松本市本町で結成された。
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