<中央大会>金昌植監察委員長候補者の所信表明
監察委員長候補者
金昌植(71・現中央監察委員長)
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公明正大なる精神で、何事にも真摯に対処
尊敬する中央委員ならびに代議員のみなさま! そして組織先輩はじめ団員のみなさま!
祖国と同胞社会、そして民団組織のさらなる発展を願い、日夜献身されていることに心から敬意を表します。
さて、きたる2月23日の第51回定期中央大会における三機関任員改選におきまして、私、金昌植は、監察委員長として、愛国・愛団心を常にかみしめ、誠心誠意を尽くして、団務に精励してきた3年間の経験を踏まえ、同胞社会と民団組織のさらなる活性化を願い、再度、監察委員長に立候補することを決意いたしました。
立候補に際し、私の信条と基本姿勢を明らかにし、皆さまの旧に倍するご指導ご支援のほど伏してお願い申し上げます。
監察機関はこの3年間、不羈独立の立場から、規約に照らし、誠実に、かつ適切に対処してきたと信じて疑いません。現在、民団は、地方参政権獲得等に総力を傾注するなど、組織は力強く運営されております。
ところで、アメリカのサブプライムローンに端を発した金融危機により、世界は100年に一度という経済危機に直面しております。同胞企業もその激流に直撃され、困難な状況にありますが、皆さまそれぞれ不屈の叡智で乗り切っていただくことを念じております。
私は、民団大阪豊能支部経済課長を振り出しに同支部支団長、大阪本部副団長、監察委員長、議長、団長2期6年など、合わせて38年間、民団組織から一度も抜けることなく歴任し、中央本部監察委員長として3年を経験いたしました。
民団組織のなかでも監察機関は、不羈独立が求められる機関であります。ですから、不羈独立と高潔な精神を堅持しつつ、三機関の協調と団結を図りながら、任務を全うする所存であります。
在日同胞社会は、日本に永住していく共同体であります。その観点から、国是を遵守し、同胞社会の生活安定と向上、地方参政権の獲得、脱北者支援、韓日親善の促進などを積極的に継続推進し、地域に密着した多文化共生社会を実現できるように支援していきたいと思います。
以上が私の信条と基本姿勢ですが、監察機関は公明正大なる精神で、何事にも真摯に対処していくことを確約し、公約を次の通り表明する次第であります。
【私の公約】
◇民団五大綱領を遵守し、新しい時代に即応する事業励行を促求します。
◇不羈独立の高潔な精神に徹し、厳正中立の監察機関を確立します。
◇民団組織の健全財政の確立と重要事業推進を積極的に支援します。
◇同胞社会の流れを的確に把握し、時代に即応する組織作りに精励します。
絶大なるご指導ご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
◆組織経歴
71年〜74年 民団大阪府豊能支部経済課長
74年〜77年 民団豊能支部財政担当課長
77年〜80年 民団豊能支部副団長
80年〜86年 民団豊能支部支団長(2期)
86年〜89年 民団豊能支部議長
88年〜91年 民団大阪府地方本部副団長
92年〜98年 民団大阪府地方本部監察委員長(2期)
98年〜00年 民団大阪府地方本部議長
00年〜06年 民団大阪府地方本部団長(2期)
06年〜09年 民団中央本部監察委員長(現在)
(2009.2.4 民団新聞)