掲載日 : [2009-10-26] 照会数 : 8602
<大田国体>在日V奪回ならず…僅差で総合3位
[ 閉会式の表彰台で総合3位のカップを掲げる柳箕桓・在日同胞選手団長(右) ] [ 閉会式の入場でスタンドに手を振る在日同胞選手団 ]
<大田国体>V奪回ならず…在日は総合3位
20日から熱戦が繰り広げられていた第90回韓国国体・大田大会は26日、「海外同胞の部」の種目をすべて終えた。注目されていた海外同胞の部総合で在日同胞選手団(柳箕桓選手団長・総勢114人)は優勝に一歩届かず、3位に終わり、3年ぶりのV奪還はならなかった。
優勝は昨年に続き、在ニュージーランド同胞。2位は在中国同胞で、3位までのポイントはわずかの差だった。来年は慶尚南道晋州市とその一円で開催される。
在日同胞はゴルフ、ボウリング、テニスなどで金メダル6個を量産。卓球やスカッシュでも奮闘し、銀2、銅4の合わせて12個のメダルを獲得した。
ポイントが大きいサッカーが、予選リーグの在中国同胞戦で不運なPK判定で引き分けたために、予選リーグ敗退が総合ポイントに大きく影響した。
在日同胞選手団が弱体化したわけではない。むしろ選手層は昨年以上にレベルアップしている。しかし、それ以上に他国の同胞がハイレベルな選手発掘に総力を結集してきている。
3大会前まで4連覇の在日同胞は独り勝ち状態が続き、各国同胞とも「王者降ろし」を合い言葉に、各種目で実力派の若手選手をそろえ出した。特にゴルフではプロ予備軍の10代選手、その他の種目でも元韓国代表クラスなどの精鋭選手を派遣してきている。
また、サッカーのように不運な審判の判定で涙を呑んだことも大きく影響している。
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在日同胞のメダル
◆金メダル
▽ボウリング男子5人組
▽テニス女子単式(許愛希)
▽テニス女子複式(許愛希/金美砂代)
▽テニス男子複式(金泳泰/尹炯)
▽ゴルフ男子個人(河尊永)
▽ゴルフ男子同2人組(河尊永/金龍大)
◆銀メダル
▽ボウリング女子個人(高和美)
▽卓球女子(李信子)
◆銅メダル
▽ボウリング男子2人組(宋一柱/朴俊雨)
▽ボウリング男子3人組(宋一柱/朴俊雨/張智成)
▽スカッシュ女子(李由衣)
▽水泳高校女子200㍍平泳ぎ(蔡知怜)
(2009.10.26)