【広島】民団広島県本部(権五源団長)による「韓国人原爆犠牲者慰霊祭」が5日、広島市中区の平和記念公園内の慰霊碑前で行われた。今年で42回目。被爆同胞・遺族、黄迎満民団中央本部議長、余玉善婦人会中央本部会長、辛亨根駐広島総領事、広島、岡山、山口などの民団関係者ら約250人が参列した。
権団長は追悼辞で「慰霊碑には2万余人の霊が眠っている。私たちは、必ずや核のない世界をつくり、平和を実現させなければならない」と誓った。また「福島原発事故による核の被害者が増えており、核の脅威を目の当たりにしているが、広島が克服したように今回も克服できることを祈願せずにはいられない」と表明した。
鄭進民団中央本部団長は追悼辞(黄議長代読)で「創団65周年を迎える民団は、今後も同胞社会と日本地域社会の発展にいっそう努力するとともに、核兵器開発によって韓半島と東北アジアの平和を脅かしている北韓を許さず、民主平和統一による繁栄と栄光の歴史の創造に尽力する」と表明。朴善貴青年会中央本部会長が「平和メッセージ」を読みあげた。
(2011.8.15 民団新聞)