南国家情報院長と金国家安保室長更迭
朴槿恵大統領は22日、新国務総理に安大熙・元大法院(最高裁)判事(59)を指名した。青瓦台の閔庚旭報道官が記者会見で発表した。
閔報道官は新国務総理の指名について、朴大統領が国民向け談話で表明したとおり、セウォル号沈没事故を通じて明らかになった韓国社会や公務員らの誤った慣行や悪弊を正し、国家改造を推進するためと説明した。
安氏については、大法院判事やソウル高検庁長、大検察庁(最高検)中央捜査部長を歴任したと紹介。「大統領選挙をめぐる不正資金や大統領側近の不正に対し聖域なき捜査を断行した。今後、公職社会と政府組織を改革し、非正常の正常化を強く推進し、国家改造を成功的に遂行する人物だ」と評価した。
また、朴大統領は新国務総理の意見を受けて内閣改造を断行する意向だと明らかにした。
現職の鄭 原国務総理は事故の責任を取るとして先月27日に辞意を表明している。
閔報道官はまた、朴大統領が国家情報院の南在俊院長と青瓦台の金章洙国家安保室長の辞表を受理したことも明らかにし、「後任については近日中に発表する」と語った。
新国務総理に指名された安氏は同日の会見で、「国家と社会の基本を正すとともに国家安全システムの革新に向け全力を尽くす。国家が正しい道、正常な道を進むよう所信を持って大統領に率直に進言する」と決意を表明した。
(2014.5.28 民団新聞)