ソウル大学と東京大学の学生による討論会が7月31日、東京・文京区の東大本郷キャンパスで行われた。昨年に引き続き2回目。両大学は全学交流協定を結んでいる。
今回は討論の枠組みを大きく「韓日の未来と青年交流」とした。両大学から合わせて約60人が参加。全員が7グループに分かれ、議論を深めた。
「日韓は『ネトウヨ』とどう向き合うべきか」をテーマとしたグループでは、歴史認識をめぐる日本の一部政治家による発言も話題にあがった。
韓国側が「日本の一部政治家たちの攻撃的な発言と、日本の一般の人たちの考えかたを分けて受け止めている」と発言すると、日本側は「意外」といった表情で「ここに関係向上の糸口がある」と感想を述べた。関連して「韓国では歴史教育がどう行われているのか」という質問も出た。
このほかのテーマは、「日本内の反韓的言論と外交への影響、法的規制の必要性」、「韓国中高学校教育における漢字教育に対する提案」、「韓流ブームの傾向について」、「慰安婦像をめぐる日韓の歴史認識の差異とメディア事情」など。
(2014.8.15 民団新聞)