民団中央本部の呉公太団長は9日、在日本韓国人連合会(李玉順会長)が都内で開催した「第1回出会いのコンサート」に招かれ、「在日コリアンの歴史と未来」について講演。会員ら50人が参加した。
呉団長は、韓日会談で取り残された在日同胞の処遇問題を、権益擁護運動を通じて解決してきたと語った。また、植民地支配と韓国戦争で荒廃した祖国を発展させるため、在日1世が技術と資金を投げ出し、貢献し続けてきたと強調した。
参加者からは、子女の民族教育や組織の存続など、将来に関する質問が相次いだ。呉団長は「民団を継承する次世代の育成事業を柱にしながら、韓人会の人たちも積極的に民団に参与してほしい」と結んだ。
(2014.8.15 民団新聞)