民団中央本部主催の柳興洙大使歓迎会(17日)での日本側来賓の祝辞はつぎの通り。(要旨・発言順)。
森喜朗・元首相(前日韓議員連盟会長)=日韓は隣国同士。お互いに信頼しあい、そろそろ良い方向に向かってほしい。両国関係をよく知る柳氏を大使に任命した朴槿恵大統領の心を拝察。日韓関係の改善へ柳大使のためにお手伝いしなければならないと思っている。2018年平昌冬季五輪に続き20年東京五輪が開かれる。両大会を力を合わせて立派に成功させよう。
額賀福志郎・日韓議員連盟会長(元財相、自民党衆議院議員)=両国が隣国としてきっちりと友好関係を保たねばならない。日韓の関係を正常化させて来年の修好50周年を迎えたい。日本に武士道精神があるように、韓国には「花郎道精神」があり、毅然としながら大局的な視点を持って決断できる。議連も側面から日韓関係の改善に努力したい。
河村建夫・日韓親善協会理事長(元内閣官房長官、自民党衆議院議員)=現在の厳しい日韓関係を切り開かなければならないとの強い思いから朴大統領は柳大使を任命したと思われる。我々も強い思いに応えて今の状況を変え正常化させなければならない。そのためにはいろいろな方法が考えられる。民団の皆さんの役割も大きい。黄金時代を招くために一緒に努力していこう。
山口那津男・公明党代表=まさにこの時期だからこそ、韓日議連で活躍し日本をよく知る柳大使の任命、着任であり、期待が高まっている。日韓関係の大いなる改善・発展のために力を合わせていきたい。政党や政治家が、議連などさまざまなパイプを活かして両国関係の改善・発展のために尽力する時だ。
小沢一郎・生活の党代表=両国関係の厳しい状況の中で柳大使は最適任者であり、両国の親善友好を願っている大多数の日本国民の一人として、大使の活動に期待している。民団の皆さんと力を合わせ両国の友好親善を築きあげていきたい。信頼関係を築くためには、お互いの気持・主張に耳を傾けることが必要だ。そのような気持で頑張っていきたい。
二階俊博・自民党総務会長=難しい時だからこそ、柳大使がこられた。これは天の命令であり、活躍を大いに期待している。日韓両国の国民はともに友好発展を願っている。私たちは、そのような国民の声に応えなければならない。難しい話しは少し横に置いて、両国の友好・発展のためにみんなで協力し合っていこう。
(2014.9.24 民団新聞)