先日、「コリアン・グルメフェスタ2014」が横浜で開かれた。名称からは一見、よくある韓流イベントだと思ったら、朝総連が主催したものだ。
最近、朝総連は韓流ブームに便乗したイベントを通して資金集めや勢力拡大を企んでいる。ところが、主催が朝総連であることが知られると会場確保や後援者集めが難しくなるため、「実行委員会」だけを名乗るパターンが多い。
実行委員の顔ぶれは朝総連に友好的な日本人と韓国籍同胞の名前を借りて朝総連が舵取りしていることをカムフラージュしている。この委員たち、自分の名前が挙がっていることすら知らない人もいるらしい。
朝総連は韓国を否定するだけに、広報物には韓流の元祖である「韓国」もしくは「韓」という表現を一切登場させない。だからと言って「朝鮮」という表現も使わない。広報物には「コリア」や「コリアン」を使用。「韓食」も「コリアングルメ」と表記する。
しかし、朝総連がフェスタで収益を上げるために韓国が世界に広めたマッコリと真露焼酎を独占販売するため、他のブースでの販売を禁じていたのは仕方ないことか?
朝総連が全精力を注いで非難し続けてきた韓国。今はその韓国が作った「韓流」に媚びて資金集めのイベントを開催。「人のふんどしで相撲をとる」とはこのこと。この器用さ、ある意味ですごいの一言。これも彼らの言う「ウリ」式?
かつて誇らしげに讃え続けていた「主体の祖国」も、今や口に出すこともできず、「敵国韓国」に頼って延命しようとあがく彼ら。メンタリティーの終着点がどこなのか、自覚しているのかな。(O)
(2014.12.10 民団新聞)