民団中央本部主催「第8回MINDAN文化賞」入賞者(77人)の表彰式が13日、東京・港区南麻布の韓国中央会館で行われた。
2007年に設けられたMINDAN文化賞は論文・論壇、詩歌、写真、孝道と昨年新設の絵画とウリマル普及の6部門からなる。(6面に関連記事・受賞者名)
呉公太団長は主催者あいさつで、受賞者を祝うと同時に「入賞作品だけでなく、応募された1265点すべての作品の一つひとつに込められた皆さんの気持ちが私たちの心に響き、感動を与えてくれた」と表明。「文化賞は、在日同胞社会に対するさまざまな思いを目に見えるかたちで表現し、次世代に伝えていく場となっている。力強く創作の扉を開き、才能あふれる次世代の主人公たちが数多く輩出されることを期待する」と要望、激励した。
論文・論壇部門では朴星奇さん(教師)の「在日本韓国人教育研究大会小考‐初期大会を中心に」と李達富さん(自由業)の「在日韓国人社会の変容と知的空間」がそれぞれ奨励賞に選ばれた。
応募者が最も多かった詩歌部門(時調、三行詩、短歌、俳句、自由詩<韓国語><日本語>)では、李在彬さん(東京韓学中2)の自由詩(韓国語)「それでもいいのだろうか、それでいいのだろうか‐セウォル号惨事の犠牲者を追慕して」が最優秀賞に選ばれた。
絵画部門では、韓服と和服の18人の韓日両国の子どもたちが一緒になって正月の遊びに興じている、韓日友好をテーマにした朴保映さん(東京韓学高2)の「わが子どもたち」が最優秀賞に輝いた。
(2014.12.24 民団新聞)