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懸案の耐震化が完了
白頭学院 金聖大 理事長
13年春から始まった校舎再建築工事は、昨年12月に主だった建物がすべて竣工。3月には駐輪場、駐車場、園庭、植栽といった環境整備作業も終わります。これで懸案だった老朽校舎の耐震化がすべて完了し、子どもたちに安全で快適な学習環境を整えることができるようになりました。
これもひとえに韓国政府、民団をはじめ同胞団体や同胞の皆様方の熱い教育振興基金への支援の賜物と、あらためて感謝の念を胸に刻んでます。
生徒構成は現在、在日同胞の子弟が全体のほぼ半分。代わって新定住同胞と日本人が約25%ずつと増えてきました。こうした教育環境の変化のもと、韓国語・英語・日本語と、多言語の語学力を磨けるようにと最新のICT(情報通信)機器を導入した教育を続けてきました。その成果はようやく実りつつあります。
ぜひとも皆様のお子様、関係者のご子弟に、白頭学院建国幼小中高等学校をお薦めください。責任を持って次代の同胞社会を担うリーダーを育てます。
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小学校でICT教育
金剛学園 梁廣相 理事長
本校は韓国政府が認可した世界で最初の在外韓国学校です。その名に恥じることなく、日々多様化する教育ニーズに対応した教育環境の整備を推進しています。
小学校ではチームティーチングによる韓国語イマージョン教育に加え、電子黒板やタブレットPCを導入したICT(情報通信)教育を15年度から本格的に実施します。中・高等学校では「特進コース」を中心に、韓日両国の一流大学への高い進学率を実現しています。
さらに、テコンド道場「金剛修錬館」や照明設備を有した人工芝テニスコート等、スポーツ施設完備で文部両道の生徒育成にも注力しています。
子どもたちは計り知れないくらい大きな可能性を秘めております。彼らにより良き教育を施すことこそ本校の使命と考え、今年も教職員一丸となって努力します。
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文武両道教育めざす
京都国際学園 金 晃 理事長
本校は目標とする体力・徳力・智力・コミュニケーション力を備えた人材づくりに今年もいっそう邁進するつもりです。
少数精鋭の中高等学校の面倒見の良さを生かし、一人ひとりの伸びしろをきっちりと育てる体制も強化いたします。
具体的には全教室のICT(情報通信)化を完備して多様な授業展開を図る一方で、フリーのサポーター教員を中高に配属し、よりきめの細かい学習指導を行います。韓国語学研修、シンガポール英語研修などの現地学習の場もよりいっそう、充実させます。
硬式野球部は今年こそ悲願の甲子園出場を実現しようと、猛練習に明け暮れています。文武両道をめざす本校の教育活動に、みなさまの熱いご支援をお願い申し上げます。
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グローバル人材育成
東京韓国学園 呉公太 理事長
本校は祖国解放後の混乱と貧困の中、在日同胞の未来を担う次世代が韓民族としてのルーツに誇りを持ち、堂々と生きていくために、民族教育の必要性を切実に感じた民団が一丸となってつくりあげた由緒深い民族学校です。
これまで教育施設および環境、運営難など様々な壁にぶつかってきました。しかし、幾多の困難を乗り越えてきた今、海外の韓国学校では名門校として評価されるほど成長し、優秀な人材を数多く輩出しています。在学生も先輩たちの姿を見習い、努力を惜しみません。
本校では生徒各々の個性を尊重し、それぞれが夢をかなえられるように教師一同、情熱と愛情を注いでいます。日本においてもグローバル化が進む現在、本校の生徒たちが世界に羽ばたき、主役として輝けるグローバルな人材育成のため、今年も邁進していきます。
(2015.1.1 民団新聞)