東京・新大久保の「コリアンタウン」を巡回する無料シャトルバスがこのほど、関係者にお披露目された。一般社団法人新宿韓国商人連合会(呉永錫会長)が、コリアンタウンの再活性化を図ろうと導入した。
フロント部分のフェンダの形状が独特で、ユーモラス。これまで兵庫県神戸市のスイミングスクールが、送迎用として使っていたものだ。29人乗り。自動車登録番号標はニコニコ(25‐25)とする。
招待を受けた婦人会東京本部の河貴明会長は、「いい感じのデザイン」と一目で気に入った様子。購入時の車体の色は黄色だが、これからひときわ目立つ色でラッピングしていく。フロント部分には赤と青の2色で太極旗を模したデザインを入れる。天井と床の内装は取り替え、シートカバーもひときわ豪華なものにしていく。
試運転で新宿の繁華街を走ると、携帯のカメラを向ける人も見られた。呉会長は、「みんな見ています。目立つからすぐPRになるね」と喜んでいた。
「新大久保映画祭」が開幕する8月14日から運行を開始。JR新宿駅東口正面の新宿アルタ前を出発。ラッシュ時間帯でなければ、約30分で新大久保を一周して戻れる。運行時間帯は11時30分〜14時30分、15時30分〜18時30分の予定。
(2015.6.10 民団新聞)