掲載日 : [2017-08-15] 照会数 : 9123
<平昌五輪>KTX試運転開始…原州〜江陵・五輪アクセスの心臓部
[ 全線開通し12月開業めざし試運転を重ねるKTX ]
韓国鉄道施設公団は3日、KTX高速列車の原州〜江陵の複線鉄道120・7㎞区間を初走行した。初の試運転では午前に時速150㎞で、午後には時速170㎞で走行し、信号、電車線、車両インターフェースなど路線間の全般を点検した。
同公団の姜英一理事長は「江陵駅ビルの建築を除き、鉄道工事はほぼ終えた」とし、「来年2月開幕する平昌冬季五輪の基幹的な交通アクセスとなり、江原道の発展にも期待がかかっている。12月の開通までさらに点検したい」と強調した。
同公団は3日の初走行を経た後、徐々に走行速度を上げ、8日には営業最高速度の時速250㎞で試験運行を行った。
また、10月24日から11月23日までの1カ月間、仁川空港〜龍山(ソウル駅)〜清凉里〜珍富〜江陵までの全路線で試運転を行う予定だ。
総事業費3兆7614億ウォンを投入し、2012年6月の工事開始から5年半の工期を経て12月に正式開通する。
同路線のKTXが本格運行を開始すると、現行の特急ムグンファ号で5時間47分かかっている清涼里〜江陵間が最短1時間12分に短縮され、各駅停車基準でも1時間28分に短縮される。
崔明熙江陵市長は、「ソウルまで1時間余りとなる今後、江陵市の生活ビジョンが大きく変化していくだろう」と期待を込めている。
(2017.8.15 民団新聞)