メジャーリーグの全日程が終了した。スポーツ好きな韓国民の間では、「海外派」と呼ばれる海外で活躍するプロスポーツ選手たちへの視線が熱い。
　欧州などに移籍したサッカー選手はもちろんだが、プレーオフとワールドシリーズを控えたＭＬＢ（メジャーリーグ）を注目したい。

　ＭＬＢには現在４人の韓国人選手が進出している。朴賛浩（テキサス・レンジャース）、金炳賢（アリゾナ・ダイヤモンドボックス）、崔煕渉（シカゴ・カブス）、金善宇（モントリオール・エキスポズ）。彼らの活躍ぶりは韓国各スポーツ紙でも派手な扱いだ。

　161㌔の剛速球を持つ「コリアン特急」の朴賛浩は今シーズン９勝どまりだったが、昨年、東洋人選手として初めてワールドシリーズに出場したストッパー、金炳賢は36セーブの大活躍ぶりでチームの地区優勝に大貢献。カージナルスとのプレーオフに臨む。

　８月にレッドソックスから移籍した金善宇も最終戦で移籍初勝利を飾った。傘下の３Ａから９月にメジャーに昇格した韓国人初のメジャーリーグ打者、崔煕渉は待望の特大アーチも飛び出し、良い気分でシーズンを終えた。

　「アジアを一つに」をスローガンにした釜山アジア大会が29日開幕した。「海外派」選手らがさらに活躍し、アジアの力を世界に示す姿を見たい。