掲載日 : [2005-07-13] 照会数 : 11829
韓日観光交流大賞を制定…両国機関が共同で
[ チェ・ジウの手紙を紹介する金鍾民社長=左と木村佳乃さん ]
韓国観光公社の金鍾民社長と国際観光振興機構の中村稔理事長は7日、都内のホテルで「韓日観光交流大賞」の制定に関する合意文の調印式を行った。
「韓日友情年」および「共同訪問の年」を記念し今年から毎年共同開催するもので、両国の観光交流に貢献した人物・団体を選定する。
また、韓国観光公社はJTBなど日本の6旅行会社と「金浦〜羽田増便記念1日1万人キャンペーン」を実施することで合意した。期間は8月1日から12月末までで、同路線を利用した韓国観光商品を共同企画、販売する。
金社長は「韓国を訪れる外国人全体のうち日本人観光客が42%を占めるが、この大きな市場が独島問題などで打撃を受けて残念。今年4月まで前年同期比23%の増加率を記録していた日本人入国者数が、5月以降は10%前後の減少に転じた。日本人観光客を誘致するにはやはり、韓流と連係した観光コンテンツを開発する戦略が必要だ。幸い、いま日本では『宮廷女官チャングムの誓い』が人気なので、この機会を活用すべきだ」と指摘した。
このため観光公社は文化財庁と共同で、チャングムが働いたソウル景福宮内に厨房などを復元したり、宮中料理に関連した各種観光商品の開発などを推進する。
なお、韓日共同訪問の年の広報大使であるチェ・ジウさんと木村佳乃さんが「友情の手紙」の伝達式を行う予定でいたが、チェさんが過労で突然倒れ来日できなかったため、木村さんが1人で朗読した。
(2005.07.13 民団新聞)