掲載日 : [2005-08-17] 照会数 : 7558
京都・山口 民団と総連…共同祝祭
[ セレモニーで金有作団長(左)と金学福委員長代行(右)が握手し手をあげると、1,800人(昼の部)の観衆から拍手喝采をあびた。 ]
京都と山口では、民団と朝鮮総連が光復節共同祝祭を初めて開催した。
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【京都】民団京都府本部(金有作団長)は14日、総連京都府本部(金成洛委員長)と京都市内で「6・15南北共同宣言5周年・祖国光復60周年記念」と題する共同祝祭を開催した。オープニングで、金団長と金学福副委員長がオリニから花束を受け、お互い手を携えながら平和統一への思いを確認しあった。ステージでは、金剛山歌劇団と特別ゲストのキム・ヨンジャさんとが舞踊や民謡、ノレを披露し、昼と夜の部を合わせて合計3600人の観客を魅了した。
祝祭に先だつ民団の光復節記念式には、約350人が参加した。金団長は「在日100年の節目の年。在日はひとつ、を合言葉に共生社会の実現に向け尽力する」と決意を新たにした。
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【山口】13日、光復60周年と6・15南北共同宣言5周年を祝い、民族の和合と祖国の平和統一を願う民団と総連両県本部共催の「山口コリアン・フェスタ」が下関市内で開催され、双方から310人が出席した。
両組織のメンバーが半数ずつ同じテーブルを囲んだ会場に統一旗が入場。民団の趙東波団長は「今日はお互いひとつの民族として、政治は抜きに交流を深めよう」と述べると、総連の沈盛久委員長も「一堂に集えることがうれしい。祖国に一番近いこの地から統一時代を」と応じた。
記念品の交換、婦人会と女性同盟の40人による「ウリエ・ソウォヌン・トンイル」の合唱と続いた後、韓国の真露焼酎と北韓の平壌焼酎とを混ぜ合わせた「統一酒」で「平和!統一!」の合い言葉で乾杯、祝宴に移った。
(2005.08.17 民団新聞)