掲載日 : [2005-08-31] 照会数 : 8317
縫い合わせ大作に…ポジャギでつなぐ友情
[ 東京での展示へ向け進む作業 ]
[ 大阪で作品を手にする参加者たち ]
9月東京、11月大阪…応募の450点を展示
9月と11月に東京と大阪で開催される「友情のポジャギ展」を控え、韓国や日本各地から集まったポジャギを、ボランティアを募って大きな作品につなぎ合わせる作業が今月、東京・港区の韓国工芸・ギャラリーKyo(宋周榮代表)と大阪・堺市のアトリエ&ギャラリーkoe(李京玉主宰)で各3回行われた。
作品はインターネットでの公募をはじめ、両ギャラリーのポジャギ教室の受講生、韓国工芸振興院などにも呼びかけて、約450点が集まった。応募作は、在日や初心者の日本人などさまざまで、チマ・チョゴリと着物の絵柄を施した個性的なものや、古い着物地を使用した作品もあった。
ギャラリーKyoでは、5、26、27の3日間で延べ30人が参加した。
これまで、ほとんど裁縫をしたことがないと話す日本人女性は、ポジャギを初めて知って、ワークショップに参加した。「縫っていることで心が解放されるのが魅力」だと一心に、一枚一枚縫い合わせていた。
アトリエ&ギャラリーkoeの李さんは一人でも多くの人に参加してほしいと、「ポジャギ体験教室」を開いた。20日、26日、28日の参加者は延べ80人で、色鮮やかな25㌢四方の作品を組み合わせながら、丹念に縫い合わせていった。
在日韓国人と結婚した日本人の金子清子さんは、日本全国から寄せられた作品に触れ「個性あふれる作品をみながら勉強させてもらっている」と目を輝かせていた。
また大学の卒業式のとき、民族衣装を着た同級生に感動して以降、韓国の布に憧れて李さんの教室に通うようになったという40歳の主婦も、はりきっていた。
展示はつなぎ合わせたポジャギ作品以外に、個人の作品やギャラリー所蔵作品も紹介される。
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〈東京会場〉9月5〜10日。10〜18時=東京韓国文化院ギャラリー。初日17時から、最終日14時まで。オープニングレセプション初日18時。
〈大阪会場〉11月7〜18日。10〜17時=関西韓国文化院ギャラリー。土・日曜日休館。最終日14時まで。
問い合わせは、東京=ギャラリーKyo(℡03・3591・3520)、関西=アトリエ&ギャラリーkoe(℡072・245・3327)
(2005.08.31 民団新聞)