掲載日 : [2005-09-28] 照会数 : 6855
500回目の南北対話…長官級会談
[ 500回目の南北対話に臨んだ鄭東泳統一部長官(左)と北韓側団長の権浩雄内閣責任参事=13日、平壌
]
平和定着を初議題に
【ソウル】韓半島の平和問題を初めて正式議題に、13日から平壌で開催されていた第16回南北長官級会談は16日、6項目の共同報道文を発表して閉幕した。報道文では、11月初めに金剛山で離散家族の再会を実施することや、軍事的緊張緩和のための軍事当局者会談の開催などが盛られたほか、次回は12月13日から16日まで済州道で開催することで合意した。
今回の長官級会談は71年8月20日、赤十字派遣員問題をテーマに南北対話を始めてから、政府・当局間の対話としては通算500回目となる。
共同報道文の要旨は次の通り。
①互いの思想と制度を尊重し、古い観念と慣行をなくし、南北関係を新しく発展させる措置を協議、実践②韓半島の強固な平和を保障するため努力し、軍事的緊張緩和への実践的な方法を積極的に模索。軍事当局者会談が開催されねばならないとの認識で一致③経済協力の障害を除き、投資などを円滑にする積極措置を取る。開城工業団地の第2段階開発や臨津江水害防止など双方が必要な協力事業を第11回南北経済協力推進委員会などで協議、解決④離散家族問題の解決など人道主義事業を積極推進。11月初めに第12回離散家族再会を実施、年内に2回の再会を行う。韓国戦争時に消息不明になった人の生死確認を赤十字会談で引き続き協議、解決⑤「同胞の言葉大辞典」の共同編集を積極支援。
(2005.09.28 民団新聞)