掲載日 : [2005-11-09] 照会数 : 7863
復元亀甲船の移送で、非武装地帯を通過
[ 漢江に再現された亀甲船が李舜臣将軍ゆかりの統営に移送される ]
壬辰倭乱(16世紀末の文禄・慶長の役)のときに活躍した亀甲船(コブクソン)が漢江下流の非武装地帯を通過する。実現すれば、韓国戦争の休戦以来、半世紀ぶりの民間船通過となる。
亀甲船は1990年にソウル市が海軍に依頼して実物大(長さ34㍍、幅10㍍、高さ6・3㍍)に復元され、漢江市民公園の二村地区に停泊し、李舜臣将軍の誕生日などに運航されてきた。
ソウル市と慶尚南道の統営市は今年1月、李将軍が1592年に豊臣秀吉の水軍を撃破した閑山島に亀甲船を展示することで合意した。それを受けて漢江下流の非武装地帯の通過を検討してきた結果、国連司令部・軍事停戦委員会から許可を得た。
9日に出発し、10日に非武装地帯を通過、仁川港から西海を経て14日に統営に到着する予定。当初、市長ら関係者も乗船する予定だったが、安全性を考慮して技術者だけが乗り込む。
関係者はこれを契機に、南北双方が漢江と臨津江を平和利用できるようになることを期待している。
「亀甲船ファンド」登場
グッドモーニング新韓証券
韓国のグッドモーニング新韓証券はこのほど、日本企業に対抗できる競争力を備えた韓国企業の株式を投資対象とする投資信託の販売を始めた。
半導体や造船、バイオテクノロジーやIT、ゲームなどの企業に集中投資し、年12%の利回りを目指す。その名も「亀甲船株式ファンド」。亀甲船とは、豊臣秀吉出兵の際、日本水軍を撃破した李舜臣将軍が造ったものを指す。
(2005.11.09 民団新聞)