掲載日 : [2005-11-09] 照会数 : 9363
育英事業に1千万円 成鐘泰さん
[ 羅大使に浄財を手渡す成顧問(左) ]
教育財団と地域にも
在日同胞実業家、成鐘泰さん(72)=民団福島県本部常任顧問、韓国教育財団理事=が在日子弟の育英事業に役立ててほしいと4日、浄財1000万円を羅鍾一駐日大使を介して財団法人韓国教育財団(徐東湖理事長)に寄付した。同教育財団によれば、1000万円クラスの大口寄付者が現れたのは久方ぶりだという。
成顧問は「今年、国民勲章冬柏章を受章するという身に余る栄誉に接して、なにかやり甲斐のある仕事をしなければと探していた。やはり、わが在日の未来のためには奨学・育英事業が最優先との思いから奨学金を寄付することにした」と説明した。羅大使は「在日はこれまでも教育・育英事業にいろんな形で投資してきた。これは在日の明るい未来を象徴するできごとだ」と成顧問を称えた。
成顧問は今回、地域社会の一員として地元、郡山市にも奨学金1000万円を寄付したばかり。また、郷里の慶北清道郡の華陽初等学校にも2億ウォンの奨学基金を寄付している。
(2005.11.9 民団新聞)