掲載日 : [2005-11-09] 照会数 : 7080
同胞を傷つける靖国参拝は遺憾 中央団長が強調
[ 中央の潘基文外通部長官を囲み懇談する金宰淑中央団長(同左)、羅鍾一在日大使(同右)ら=10月28日 ]
韓国外通部長官と懇談
中央本部の金宰淑団長は10月28日、来日した潘基文外交通商部長官と駐日大使官邸で懇談した。
10月17日の小泉首相の靖国参拝によって、韓日関係が再びギクシャクし、外通部長官の訪日中止も取りざたされていただけに、金団長は「韓国政府の英断に敬意を表する。韓国国民の感情を踏みにじる首相の参拝は遺憾であり、民団は正しい歴史認識の共有を土台に、今後も韓日親善を推進していく」と語った。
この日の懇談には、羅鍾一大使をはじめ民団から金廣昇監察委員長、金昭夫副議長、韓商連の崔鐘太会長、韓信協の洪采植会長らが同席した。
潘長官は前日の27日、町村信孝外相との会談で小泉首相の靖国神社参拝を厳しく非難するとともに、新たな国立戦没者追悼施設の建設に向けた予算計上を強く要請した。また、12月に予定されている盧武鉉大統領訪日についても「現状では難しい雰囲気だ」と伝えた。
潘長官は28日、小泉首相と会談し、靖国参拝に対して遺憾の意を表明。首相は「哀悼の気持ちで参拝している」と持論を繰り返した。また、韓国人ハンセン病患者の補償をめぐる敗訴については、「よい解決策を見出せるように期待している」と述べた。
(2005.11.09 民団新聞)