掲載日 : [2005-11-30] 照会数 : 8925
靖国参拝巡り応酬 韓日議員…映像で結び討論会
【ソウル】韓日の国会議員が22日、「韓日間の未来協力案の模索と指導者らの役割」をテーマに、ソウルと東京を結ぶインターネットモニターを通じて初の映像討論会を開いた。韓国の延世大学と日本の慶応大学が主催した。
日本・自民党の山本一太議員は、「盧武鉉大統領の対外政策は一貫性がなく、自民党の7〜8割は韓国の外交戦略を懸念している」と述べた上で、「盧大統領は日本が覇権主義だとよく言うが、これは韓日関係を20〜30年後退させる行為」と批判した。
これに対し、韓国の与党・ヨルリンウリ党の宋永吉議員は「周辺国の反対にもかかわらず、小泉首相が一方的に靖国神社参拝を続けていること自体が覇権だ。APECでの韓日首脳会談が形式的なものにとどまり、盧大統領の訪日が不確実になったのも靖国神社参拝のためだ」と反論、「韓日関係が発展するには、反覇権主義的な真の民主主義が必要で、互いに国民感情を傷つけていることを、今回の機会を通じ深く理解し注意しなければならない」と強調した。
日本側が「両国の経済統合でパートナーに」と呼びかけたのに対し、宋議員は「韓・日・中の若い政治家が3国を一つの選挙区とみなして発言していくことが、共同体成立につながる」と応えた。
(2005.11.30 民団新聞)