掲載日 : [2005-12-07] 照会数 : 6586
憩いの場できた 愛知で初のデイサービス
[ レクリエーションで紙工芸にいそしむ
]
民団会館を有効活用…新西支部
【愛知】民団愛知・新西支部(韓基成支団長)に1日、「デイサービスセンター天神山」(通所介護)がオープンした。愛知県内14支部では初の試み。管内のハルモニたちから「憩いの場が出来た」と喜びの声が上がっている。
オープンに先立ち、民団事務所として使用していた1階スペース120平方㍍を改装した。新たに40平方㍍のリビングルームを設け、ベッドルームや入浴場などを設置した。白を基調とした内装は落ち着いた印象を与える。
デイサービスは民間委託だが、同支部も全面的に関与している。お年寄りたちはセンターに到着すると健康チェックを受け、入浴してからリビングルームでくつろぐ。昼食は韓国食を中心に和食も楽しめる。レクリエーションではスタッフと楽しい時間を過ごす。
定員は10人。登録者は現在、介護認定を受けているお年寄り5人と、認定手続き中の5人となっている。費用は個人負担が10%。その9割を同支部が補助している。要介護認定を受けていない比較的健康なお年寄りでも食事代などの実費(550円)だけで利用が可能。
これにともない、通常の民団業務は、1階から2階ホールに移して行っている。韓支団長は「1世のお年寄りたちに恩返しをしたかった。会館の有効活用です」と話す。
3日の内覧会に駆けつけた梁東一民団愛知県本部団長は「新西支部がほかの支部のモデルケースになれば」と他支部への広がりを期待している。
利用時間は月〜土曜午前9時〜午後3時半まで。名古屋市全域から受け入れる。センターを中心に半径5㌔以内で送迎バスを走らせている。
問い合わせは同支部(℡052・522・2288)。
(2005.12.7 民団新聞)