掲載日 : [2005-12-07] 照会数 : 8970
<オリニX'mas>楽しく仲間づくり 岩手と福岡で
[ 1人ずつ紹介を受ける聖歌隊姿のオリニたち(岩手)
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夏の臨海・林間学校と並ぶオリニたちの大事な仲間づくりの場、Xmas会(冬季モイム)が全国各地で開かれている。全国に先駆けて開かれた岩手と福岡では、未来を担うオリニたちが久しぶりの再会を喜びあい、元気に会場を駆け回って主催者を喜ばせていた。
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手作り料理で 婦人会岩手
【岩手】岩手では3日、婦人会県本部が「子どもたちのために楽しい思い出をつくってあげたい」(姜鶴子会長の話)と、韓国会館2階ホールで開催した。今年で3回目。
会場の飾り付けは、婦人会が子どもや孫のためにと、心を込めて手作りした。アットホームな雰囲気の中、18人のオリニが聖歌隊の衣装でキャンドルを片手に入場し、民団と婦人会関係者から拍手で迎えられた。
オリニたちは中央の舞台で紙芝居、歌や人気タレントの物まねを披露した。毎週「土曜学校」に通うオリニは、父親と韓国語の即席会話を交わし、会場を沸かせた。 料理はケーキを除いてすべて婦人会役員の手作り。テーブルにはキムパプ、薬飯、チャプチェ、唐揚げ、卵焼き、焼きそば、サンドイッチなどが並んだ。姜会長によれば1人1品ずつ得意の料理を持ち寄ったという。
食事の後はパターゲームや玉入れ、ボウリングを楽しみ、図書券などたくさんの賞品を手にしていた。
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担う夢託す 青年会福岡
【福岡】福岡のオリニクリスマスパーティーが4日、九州幸銀福岡営業部で開催された。青年会福岡県本部(李征光会長)が企画・運営を行い、県内各地からオリニ保護者合わせて50人が参加した。
李会長は「在日韓国人であることに誇りを持って在日、日本人の友人をたくさん増やし、大きくなったら今度は青年会としてオリニのみなさんにこうやってクリスマスパーティーをしてあげてください」とあいさつした。
昼食は婦人会県本部(朴蘇蓮会長)がナムルを用意し、会場で青年がピビンバと肉団子スープを調理しオリニにふるまった。
パーティーの初めには国民儀礼の説明を行い、また企画ではギターに合わせてみんなで「イムジン河」を歌い、オリニ土曜学校の生徒と青年会のサムルノリを楽しんだ。絵心ゲームやビンゴでもオリニは大喜びでサンタクロースからのプレゼントを受け取っていた。「来年からは中学生だけど、また参加したい」とオリニは話していた。
(2005.12.7 民団新聞)