掲載日 : [2005-12-14] 照会数 : 8172
<在日100年>苦難の歩み冊子に 歴史資料館
「在日韓人歴史資料館」(金宰淑理事長、姜徳相館長)の開設を記念しての冊子『100年のあかし』がこのほど、同資料館から発刊された。
同冊子には歴史資料館に展示中の貴重な歴史資料の中から1943年当時の渡航証明書など主なものを選び、写真と解説を添えて年代順に紹介した。在日100年の苦難の歩みを立体的に理解することができる。
構成は「解放前のくらし」「強制連行」「解放・帰国」「解放と民族運動」「解放直後のくらし」「民族教育の始まり」「外登法改正運動」の順。巻末には「家族の肖像写真」と「在日100年年表」を収めている。
「(解放前)朝鮮人の代表的な職業の一つだった『飴売り』」(姜徳相)、「解放後間もなくの朴烈」(呉徳洙)などのエッセーも興味深い。
歴史資料館を観覧する際のガイドブックとしても最適だ。1部500円で頒布中。
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賛同募金呼びかけ
民団中央本部・文教局では「在日韓人歴史資料館」開設賛同金の募金活動を2006年1月31日まで受け付けています。国籍、年齢は問いません。
募金額は1口5000円。賛同者には記念誌を贈呈し、2月中の民団新聞紙上で芳名を掲載します。郵便振替00100‐1‐445736韓国民団文教局。
問い合わせ先は民団中央本部・文教局(℡03・3454・4615)。
(2005.12.14 民団新聞)