掲載日 : [2005-12-14] 照会数 : 10313
関東新韓投資会が発足 会長に金和男氏
[ 「力を結集しよう」と呼びかける金和男会長=6日、東京 ]
在日同胞2・3世を対象に
関東地域に居住する在日同胞2・3世の企業家たちが新韓銀行の持株会社「新韓金融持株会社」に株式投資することを目的にKSHI(関東新韓投資会、Kantou ShinHan Investment)が結成された。1世の精神を継承し、祖国の発展に寄与しようというものだ。
■□
1世の創立精神を継承
KSHIの発足総会は6日、東京・上野のパークーサイドホテルで行われ、初代会長に金和男・発起人代表(金海商事社長)を選出した。在日韓国人本国投資協会の郭正昭会長をはじめ約30人が参加。
また、副会長には民団中央本部の呂健二副団長と金済泳氏、理事に羅基祖、兪東基、金慶昭の3氏、監事に崔桂煥氏をそれぞれ選出した。
KSHIの発足は、今年3月の関西新韓投資会に続いて2番目。在日1世を中心に設立された新韓銀行に在日同胞2・3世たちが関心を持ち、祖国の発展にも貢献しようとする趣旨で結成された。
満場一致で選出された金和男会長は「23年前、資本金250億とたった3つの店舗から出発した新韓銀行は、短い期間にもかかわらず大きく成長した。来春にも朝興銀行との合併が実現すれば、名実共に国内2位の超大型優良銀行になる。先代が献身的な情熱でつくり上げた新韓金融グループをわれわれ2・3世が継承・発展させなければならない。小さな力でもひとつに集めて守っていこう」と呼びかけ、「在日の誇りともいうべき新韓銀行に対し、在日同胞の後輩が影響力を強化することは非常に意義のあることだ。ひとつの精神運動として展開していきたい」と抱負を語った。
同投資会には現在47人が参加。個人名義で1口座100万円(複数の口座投資が可能)を募り、株価の変動をにらみながら年内に新韓金融持株会社の株式を購入する予定。
(2005.12.14 民団新聞)