掲載日 : [2005-12-21] 照会数 : 7735
脱北者支援にと匿名寄金 民団支援センター
民団センター口座に100万円振込み
命をかけて北韓を脱出し、日本に戻ってきた元在日同胞を支援する脱北者支援民団センターの口座に13日、匿名の募金100万円が届いた。支援センターでは、返礼のために金融機関を通じて振込人の連絡先を聞いたところ、強く匿名を希望したという。
呂健二代表は、「在日同胞や日本人の募金だけで運営しているが、脱北者の入国は増えつつある。このような善意は本当にありがたい。紙面を通じて感謝したい」と語った。
支援センターでは、今年に入って日本に戻った10人を含め、現在、約70人の脱北者支援を続けている。日本入国時には定着のための支援金支給をはじめ、関東・関西地域で相互の親睦と情報交換のための交流会を実施するなど、幅広い支援活動を展開してきた。
この間、関係当局や市民団体など官民一体の支援を続け、脱北者が極力不利益を被らないように要望を続けてきた結果、日本入国時に「短期滞在」よりもはるかに安定した「定住者」の資格が付与されるケースもある。
支援センターの募金窓口は次のとおり。▽あすか信用組合恵比寿支店 普通預金055465 脱北者支援センター 河政男(ダッポクシャシエンセンター ハジョンナム)▽郵便振替 口座番号 00150‐5‐546257 脱北者支援センター
(2005.12.21 民団新聞)