同胞愛での闘いを確認
地方委員会が27日までに44地方本部で開催された。任期満了にともなう団長らの人事は、前号掲載の鳥取県本部を含め17地方の大会(一部地域は総会)で、新3機関長が選出された。
18日に第45回定期大会を開いた
神奈川県本部は、単独立候補していた殷鍾七前団長、尹隆道前議長が再選され、監察委員長には、単独候補の金利中前監察委員を選出。
19日は
静岡県本部の第45回定期大会が開かれ、団長には単独候補の金光敏副団長を選出。議長には金辰権前組織部長、監察委員長には金成根前議長が推薦で選ばれた。
佐賀県本部の第34回定期大会では、団長に孫成憲前議長、監察委員長に朴宰成・前杵藤支部支団長が単独立候補し、選出された。議長には鄭清俊・前佐賀支部支団長と朴明盛・元県本部副団長の2人が立候補していたが、朴氏が所信表明後に辞退したため、鄭氏が就任した。
21日は
宮崎県本部の第12回総会が開かれ、選考委員会を構成。団長に鄭義鳳前議長、議長に鄭勝美前監察委員長、監察委員長に朴道淳前副団長を選んだ。
23日は、
沖縄県本部で第16回臨時大会が開かれた。選考委員会を構成し、梅昌玉団長、金仁洙議長、金承民監察委員長を選出した。
福井県本部は団長に許晩秀前議長、議長に李相仁・福井商銀顧問、監察委員長に李源世前委員長が、選出された。
24日は、
香川県本部で第43回定期大会が開かれ、団長に金相奉前議長、議長に石隆弘前副団長、監察委員長に朱芳正前議長を選出した。
25日は
大阪府本部で第53回定期大会が開かれ、立候補していた金漢翊前監察委員長と金孝晃顧問との選挙戦は、金前委員長が勝利した。議長も李龍権前議長と韓聖用前直選委員との間で選挙になり、李前議長が再選された。監察委員長は、単独立候補の金温吉・都島支部顧問が選ばれた。
京都府本部は第38回定期大会で単独立候補の金有作団長、沈基洙議長、鄭鉉文監察委員長を再選。
岡山県本部は第42回定期大会を開き、単独立候補の許東郁団長と河樑守監察委員長を再選した。議長には単独候補の金英雄前副団長が選ばれた。
福岡県本部は第45回定期大会を開き、団長に立候補していた朴興謨前議長と李淳喜顧問との間で選挙戦となり、李顧問が選ばれた。議長戦では呉政夫・前在日大韓体育会九州本部会長が金福柱前副団長を制した。監察委員長には単独候補の金高明氏が就任した。
25日はまた、2地方で任員改選の総会が開かれた。
山梨県本部は第12回総会で、団長に鄭郁前議長、議長に尹廣政前監察委員長、監察委員長に李眞二前宣伝部長をそれぞれ推薦で選出した。
岩手県本部の第12回総会では、推薦で団長に金盛義・あすか信組理事、監察委員長に宋相賛前監察委員が選ばれた。議長は徐富光前議長と申百・県南支部支団長の2人が推薦され、選挙の結果、申氏が議長に当選した。
26日に開かれた
兵庫県本部の第40回定期大会では、団長立候補の方宗進前議長と白永煕前団長、尹達世前事務局長の3人が選挙で争った。過半数に満たなかったため、方氏と白氏の間で決戦投票が行われ、白氏が再選された。議長は金鍾基監察委員と崔永聖顧問による選挙戦の結果、崔氏が議長に選ばれた。監察委員長も崔相俊・西神戸支部支団長と金清吉前監察委員長の2人による戦いで、崔氏が制した。
島根県本部の第31回定期大会は、選考委員会の推薦で団長に李燮潤前議長、議長に朴清水前副団長、監察委員長に洪淳永前団長を選出した。
山口県本部の第41回定期大会は、団長に単独候補の李相福前監察委員長が選ばれた。議長は朴峻用前議長と林源玉・下関支部顧問が選挙戦を戦い、林顧問が選出された。監察委員長は趙朝雄前監察委員と姜昌憲前副団長選挙で姜氏が当選。
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| 静岡県本部 金光敏団長 | 佐賀県本部 孫成憲団長 | 宮崎県本部 鄭義鳳団長 |
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沖縄県本部 梅昌玉団長 | 福井県本部 許晩秀団長 | 香川県本部 金相奉団長 | 大阪府本部 金漢翊団長 |
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京都府本部 金有作団長 | 岡山県本部 許東郁団長 | 福岡県本部 李淳喜団長 | 山梨県本部 鄭郁団長 |
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岩手県本部 金盛義団長 | 兵庫県本部 白永熙団長 | 島根県本部 李燮潤団長 | 山口県本部 李相福団長 |
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各地で多彩な活動 参政権シンポや福祉対策
全国各地の地方委員会で決まった新年度の主な活動方針は次の通り。
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神奈川県本部は、①月2回程度、各支部の窓口業務を土・日に拡大②県立三ツ池公園内のコリア庭園管理業務委託‐などの方針を採択した。
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岐阜県本部は、婦人会と合同で韓国語講座や料理教室、物産展などの事業展開や会報「民団岐阜通信」による広報活動を報告した。
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広島県本部は、①被爆60周年を契機に原爆被害者対策特別委員会を構成②福山市で今年4月から高齢者給付金支給‐などが報告された。
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愛媛県本部は、①民団だより「アンニョン」を年5回発行②アシアナ航空券の民団割引便宜‐などを報告。
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静岡県本部は、同胞高齢者親睦事業の民団サランバンや地域社会に韓国食文化を伝えるキムジャンなど、独自の活動が報告された。
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長野県本部は、①財政委員会の構成による民団への定期的支援②総連との初の交流事業‐などを報告。方針案では、無縁仏調査と「望郷の丘」移送、青年会の再建などを決めた。
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石川県本部は、方針として10月にチャーター便による金剛山旅行、保険事業推進のための戸別訪問などを決めた。
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佐賀県本部は、李参平碑文「日韓友情記念碑」建立‐などを報告した。方針では「民団ふれあい運動会」の拡大開催を決めた。
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千葉県本部は、方針として参政権意見書採択率の50%達成を目標に掲げた。
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富山県本部は、総連との合同敬老会を初めて開催した。方針では「不二越賃金不払訴訟」の支援を決めた。
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宮崎県本部は、会館建設を契機に組織活性化をめざし、平均月1回の幹部会議開催を報告。
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徳島県本部は、同胞過疎地方ながら5年間継続している韓国語講座を高く評価した。
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宮城県本部は、方針に①民団宮城文化センターの拡大②総連幹部のソウル訪問と交流事業などをあげた。
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青森県本部は、後継者育成を視野に入れ、オリニ林間学校の推進をあげた。
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秋田県本部は、韓日国交正常化40周年記念のミュージカル「百婆」を成功裏に開催したことが報告された。
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沖縄県本部は、韓国人慰霊塔慰霊祭の挙行を報告した。
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高知県本部は、問題教科書を採択した私立中学校への対応などを報告した。
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埼玉県本部は、①さいたま市で高齢者給付金支給が4月に予算化②会報「MINDAN埼玉」を年4回、1200世帯に配布などを報告した。
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北海道本部は、①総連との合同敬老会開催②青年会再建‐などを報告した。
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福井県本部は、方針で総連との光復節行事共同開催のための協議機構構成を決めた。
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大分県本部は、光復節行事に合わせた「民団写真展」実施などを報告。方針として会館を地域住民に開放する施策検討。
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香川県本部は、①韓国語講座の開始とチマチョゴリ着付け、修了生の韓国旅行実施②自販機の手数料収入‐などを報告した。
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東京本部は、①光復節記念行事にKBSの「のど自慢」を実施②支部対抗ボウリング‐などを報告。方針では各支部のホームページ開設などIT化促進を決めた。
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山梨県本部は、方針として総連との交流事業の計画推進を決めた。
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新潟県本部は、方針として会館の一部賃貸で財政収入を図ることを決めた。
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岩手県本部は、①総連と合同で強制連行犠牲同胞の慰霊事業②婦人会の車椅子寄贈・福祉事業‐などが報告された。
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愛知県本部は、①愛知万博後援事業推進②事業部設置による収益事業展開‐などを報告。
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三重県本部は、人権啓発漫画「カヌン・キル」監修などを報告。
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大阪府本部は、①社会福祉事業対策委員会の発足を契機に福祉事業の本格推進②総連との第3回ハナ・マトゥリを共同開催‐などを報告。
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京都府本部は、方針として参政権シンポの開催などを決めた。
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岡山県本部は、方針で韓日シャトル首脳会談の積極誘致などを決めた。
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福岡県本部は、方針で民団フェスティバルの開催などを決めた。
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西東京本部は、参政権運動などを積極的に展開することを決めた。
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群馬県本部は、①ミュージカル「百婆」の同胞高齢者無料招待②団員の遺骨を「望郷の丘」へ納骨などを報告。
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兵庫県本部は、無年金状態にある同胞高齢者・障害者の給付金増額活動を展開した結果、神戸市で満額回答など、全国をリードする活動を報告した。
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奈良県本部は、①「奈良友情年」イベントに1000名動員②翻訳業務による収益‐などを報告。
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滋賀県本部は、①支部割当金の15%削減②民団施設改善賛助者への感謝牌贈呈‐などを報告。方針では青年会の再建・活動に期待を込めた。
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和歌山県本部は、不在状態にある事務局長を早急に任命し、事務局体制を強化するよう意見が出された。
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島根県本部は、独島問題の対応に追われた1年だったが、「教科書問題」に積極的に取り組んだと報告した。
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山口県本部は、中央方針に基づき、地方参政権獲得運動などを方針に掲げた。
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長崎県本部は、韓・日・中の親善事業の展開を報告した。
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熊本県本部は、会館新築の検討を方針に掲げた。
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山形県本部は、①「山形民団ニュース」発刊②10月のマダン芋煮会実施‐などを報告した。
(2006.3.29 民団新聞)