掲載日 : [2006-06-21] 照会数 : 21788
キムチネット協議会 安眠島農協と調印
在日同胞の焼肉店経営者や韓国総菜の販売業者などでつくるキムチネット協議会(金永悦会長、東京・港区)は14日、安眠島農業協同組合(田溶國組合長)=忠清南道泰安郡=と正式に業務提携した。契約に基づき、キムチネット協は唐辛子粉など、同農協の生産する高品質の農水産物の日本地域における普及に力を入れていく。
調印式は安眠島農協側から約50人の代表団を迎え、東京都港区の韓国中央会館で行われた。民団中央本部の李鐘太民生局長立ち会いのもと、キムチネット協の金会長が安眠島農協、および輸入代行業務を担当するヘチャンドルジャパン(金奎煥社長)との間でそれぞれ契約書を交わした。
韓国産農水産物の海外輸出がウルグアイラウンドの余波を受けて低迷しているときだけに、田組合長は「韓国の農協と海外同胞とがお互いに助け合う最良の先例になってほしい」と期待感を込めて語った。鄭大聲さん(滋賀県立大学名誉教授、キムチネット協諮問委員)は「民族の食をいかに正しく伝え、使ってもらうのかがポイント。協議会の今後に期待したい」と話していた。
(2006.6.21 民団新聞)