掲載日 : [2006-07-05] 照会数 : 10306
「在日韓人歴史資料館」開館から半年
物・図書関係・映像資料続々寄贈
「在日韓人歴史資料館」(姜徳相館長、滋賀県立大学名誉教授)=東京・港区=は今月、昨年11月24日の開館から半年を迎える。
6月末までの一般来場者は2000人を超えたほか、5校57人の修学旅行生たちが訪れ、研修で活用する日本企業も増えているなど、関心の高さをうかがわせている。
また直接来館した在日同胞や日本人からは、朝鮮トラのはく製、東京大空襲の震災証明書などの物資料(23人137点)、朝鮮学校教科書、70年・80年代のミニコミ誌など図書関係資料(34人779冊)、1世のインタビュービデオをはじめとする映像資料(3人29本)がこれまでに寄贈された。資料館では展示の充実を目指しており、今後も史資料の提供を呼びかけている。
また、資料館では、在日同胞の歴史を正しく理解してもらうために、展示以外に毎月1回、各界から講師を招いて土曜セミナーも実施している。今後も幅広い内容のセミナーを開いていく予定だ。
今号から始まる連載、〈物〉が語る歴史−第3部では、新たに寄贈された貴重な歴史資料を6回にわたって紹介する。
(2006.7.5 民団新聞)