掲載日 : [2006-07-05] 照会数 : 8790
<民団が決議文>北韓ミサイルと拉致問題で
決 議 文
本日、日本全国の在日本大韓民国民団中央委員一同は東京で「第60回臨時中央委員会」を開催した。
我々は、現在北韓が近日中に長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を発射するという憂慮すべき事態を看過することはできない。これは韓日をはじめとする周辺諸国に不必要な緊張を高めるだけでなく、差別と偏見のなかで営々と今日の地位を構築してきた在日同胞の生存までも脅かすものであり、日本の国民感情を悪くし不安に陥しいれるものであると言わざるを得ない。
また横田めぐみ氏の夫だと推定される金英男氏家族の訪日を契機に、韓日間に拉致問題が沸騰し両国の重要な共通懸案になっている。拉致問題は言うまでもなく重大な人権蹂躙であり被害者の原状復帰が解決されない限り、北日国交交渉、南北統一も実現不可能だといっても過言ではない。
従って、我々は同じ民族の一員として、また日本社会で同じ時代を生きていく在日同胞の立場から、次のように決議する。
①我々は、在日同胞の生命と財産をまもる立場から、北韓当局に一日も早くミサイル発射中止と韓半島から核を一掃することを強く求めると同時に、朝鮮総連がこれに積極的に参与するよう訴える。
②我々は、今後も日本に永住し日本人と共生していく在日同胞の幸福追求という観点から、また祖国の平和統一を促進する立場から、北韓当局に一日も早く拉致問題を解決するよう強く求めると同時に、朝鮮総連がこれに積極的に参与するよう訴える。
2006年6月24日
在日本大韓民国民団
第60回臨時中央委員会
(2006.7.5 民団新聞)