掲載日 : [2006-08-15] 照会数 : 7278
<広場>戦犯の汚名晴れ韓国政府に感謝 朴来洪(西東京市)
日本の戦争責任を肩代わりさせられ、祖国でも「対日協力者」や「親日派」として厳しい視線にさらされてきた亡きアボジ、そして同進会30余人のおじさんたちが、韓国政府から日帝強占下強制動員の被害者である旨、認定されました。今回の名誉回復の決定を亡きアボジも喜んでいることと思います。
おじさんたちは第2次大戦中、日本軍の俘虜監視員として強制徴用され南方各地俘虜収容所で俘虜監視業務に従事させられました。戦後は軍務中の責任を転嫁させられ、BC級戦犯に問われました。亡きアボジもその1人でした。
解放後、刑期を終えた伯父さんたちはお互い助け合い、1人の落伍者も出さないようにと1955年4月、同進会を結成しました。私は物心ついたときからそんなおじさんたちの背中を見て育ってきました。だから心から感動しています。
同進会は結成以来、日本政府の謝罪と補償を求めて運動を続けてきました。歴代内閣には35年、裁判闘争も8年有余、立法制定を求める運動も8年以上に渡って続いています。しかし、日本政府による名誉回復は未だ実現していません。
私は今後も立法実現のため同進会のおじさんたちや支援者の方々と頑張っていきます。在日同胞の方々のご支援ご協力をお願いします。本当の平和を願い。
(2006.8.15 民団新聞)