掲載日 : [2006-08-22] 照会数 : 7391
小泉首相の靖国神社参拝に対する声明
国内外にある根強い反対の声を無視し、小泉首相が6度目となる靖国神社への参拝を強行したことに対し、私たち在日韓国人は強い遺憾の意を表明する。
日本が過去に行ったアジアへの侵略戦争の遂行と軍国主義の象徴として精神的支柱の役割を果たしていたのがまさに靖国神社である。ましてや、かつての戦争指導者であった14人のA級戦犯が合祀されている靖国神社への首相の公式参拝は、日本が過去に行った過ちとその責任を曖昧にしようとするものである。
日本国首相の靖国神社参拝は、一国の指導者としての歴史認識と国際感覚に疑念を抱かせるばかりでなく、近隣諸国に対し不必要な不信感を増幅させ無用の摩擦を引き起こすばかりである。
今後、日本の首相は靖国神社参拝を行わず、近隣諸国との友好善隣と信頼関係の構築に努力し、アジアの平和を安定させるよう強く望むものである。
2006年8月15日
在日本大韓民国民団中央本部
団長 河丙
(2006.8.22 民団新聞)