掲載日 : [2006-08-22] 照会数 : 8425
<第61周年光復節>民族・祖国愛を再確認
[ 光復節中央記念式典で慶祝辞を述べる河丙民団中央本部団長=15日、東京・日比谷公会堂 ]
中央式典に2500人が参加
解放61周年を祝う光復節中央記念式典が15日、東京・日比谷公会堂で開催された。河丙中央団長は「すべての在日同胞の幸福追求、民団の発展、韓日友好親善、祖国の平和統一に向けて力を尽くそう」と慶祝辞を通じて訴えた。全国各地で光復節記念行事と多彩なイベントが行われた。
東京管内から参加した団員らは約2500人。中央式典を主管した東京本部の李時香団長は開会辞で、「今日のこの光復節行事が、民団の創団精神を再確認し、私たちの民族愛と祖国に対する限りない愛を再確認する契機になることを私たち皆が約束したい」と訴えた。
河丙中央団長は簡潔に自己の所信(別掲左下)を述べた。盧武鉉大統領の慶祝辞を羅鍾一大使が代読し、その際、「靖国神社問題で日本の指導者が誠意ある処置をするよう期待する」と述べた。
この日は早朝から小泉純一郎首相が靖国神社を公式参拝したことと関連し、それに対する民団中央の抗議声明(別掲右下)が承認された。
日本の各政党による来賓として、日韓議員連盟から元農林水産大臣である島村宣伸衆議院議員、自民党から副幹事長の田中和徳衆議院議員、公明党から政調会長代理で都代表の山口那津男参議院議員、民主党から党国際局長の末松義規衆議院議員、社民党から副幹事長の日森文尋衆議院議員らがあいさつを述べた。
このほか、韓国与党ヨルリンウリ党の金希宣議員、公明党の魚住裕一郎参議院議員、民主党の白真勲参議院議員、公明党の大松成都議員、民主党の益子博樹都議員、日韓親善協会石井和美事務局長らが紹介された。
最後に、▽北韓の核開発やミサイル発射を即刻中止することを促す▽創団精神に立ち返り、一致団結して組織活性化と在日同胞社会の発展に尽くす−−など5項目の決議文を満場一致で採択した。
第2部の各支部対抗ノレチャラン(のど自慢)には、周美、チェウニをはじめ鄭美英、エリアン、張美羅、白玉仙らのゲストが出演し、会場を盛り上げた。優勝は墨田支部の金幸順さん。
(2006.8.22 民団新聞)