掲載日 : [2006-09-04] 照会数 : 8627
<団長立候補者・所信表明>2.張煕東
◆団長立候補者 所信表明
②張煕東(チャン ヒドン)
=73歳・中央本部顧問=
◆民団に対する私の認識と基本姿勢
創団60周年を迎えるわが民団に惹起した今回の一大混乱と危機は、中央三機関のおかした誤謬によって発生したにも拘わらず、中央三機関がその責任を回避したために混乱は深化増幅し、ついには重大な危機までをも自招しました。わが民団が直面しているこの混乱と危機を座視するに忍びず、私は浅学非才の身を省みず敢えて、来る9月21日の臨時中央大会での三機関任員選挙に団長候補として出馬を決意しました。
私は民族学校である大阪の白頭学院建国高等学校を卒業後明治大学文学部に進学し、1957年に在日韓国学生同盟の代表委員に選出されて以来現在までの49年間を民団組織の活動に参与してきました。そのあいだに私は居住地である民団大阪吹田支部の支団長を2期、民団大阪府地方本部団長、民団中央本部の監察委員長などを歴任したあと、現在は、民団中央本部の顧問に在任中でありますが、私のこの約50年におよぶ長い組織活動を通じて、私は自分なりに民団に対する確固たる認識と不動な基本姿勢を確立するに至りました。
即ち、真に民団を愛し、民団に忠実な団員になるためには、民団のありのままの実態と現実を素直に認識して、民団の現実を正確に評価し批判できる能力と勇気を具備し、民団に有事の際には大きな決断力を発揮し活動してこそ、本当に忠実な団員になり得るということであります。
民団発展の阻止要因に対する私の見解と決意
指導層の惰性的な団務運営、すっかり官僚化してしまった服務姿勢、不透明な財政運営と管理などのほかにも、民団組織には至急に是正し打破しなければならない多くの問題が山積しておりますが、現在の民団が抱えているこれらの病巣はもはやすっかり固疾化してしまっていると私は率直に是認してはばかりません。
私は中央本部の監察委員長に在任中、この病巣を根本的に剔抉することを決意して、果敢な挑戦を試図したことがありますが、抵抗勢力の強力な反撃と圧力により、最後には挫折してしまった痛恨の過去があります。
◆私の約束
1、民団のこの度の混乱の後遺症を速やかに解消させ、失った民団の信頼を回復させるために努力します。
2、民団の内部からあらゆる病巣を一掃し中央本部の運営を透明化して、全団員に完全開放します。
3、地方参政権獲得運動をさらに強力に推進します。
4、民族教育の振作は同胞社会の将来に直結する重大な事案であると認識しています。私も民族学校卒業生です。積極的な対策と方案を講究します。
尊敬する中央委員と代議員のみなさまの支持とご声援をいま一度衷心からお願い申し上げながら、みなさまのご家庭のご多幸を謹んでお祈りします。
プロフィル…
◆学歴
1959年3月 明治大学文学部卒業
◆組織歴
1958年5月=在日韓国学生同盟中央本部代表委員
77年5月=民団吹田支部監察委員長
79年9月=在日本大韓体育会関西本部副会長
80年5月=民団吹田支部支団長
80年6月=白頭学院校友会会長
82年5月=民団中央本部中央委員
82年5月=民団大阪本部執行委員
86年5月=民団吹田支部支団長(2期)
87年6月=第3期平和統一政策諮問委員
87年6月=民団吹田支部常任顧問
89年2月=民団大阪本部直選委員
91年4月=民団大阪本部団長
92年4月=民団大阪本部顧問
94年3月=民団中央本部直選委員
95年3月=第7期平和統一政策諮問委員
97年3月=民団中央本部監察委員長
99年3月=第8期平和統一政策諮問委員
00年5月=民団大阪本部顧問
06年4月=民団中央本部顧問(現在)
06年5月=民団大阪本部常任顧問(現在)