掲載日 : [2006-09-13] 照会数 : 6606
渡来人に思いはせ チャンスン作り…高麗郷文化
渡来人に思いはせ チャンスン作り…高麗郷文化フェスティバル
【埼玉】2016年に迫った高麗(こま)郡建都1300年を祝うプレ記念事業「高麗郷文化フェスティバル」が埼玉県日高市の高麗神社で開催されている。
文化財展では高麗氏系図(市指定文化財)と大般若経(国指定重要文化財)のほか、平安時代中期の歌人藤原公任が選び出した優れた歌人36人の肖像と代表的な和歌を記した「三十六歌仙扁額」および「三十六歌仙色紙」を公開している。このうち「扁額」は400年前に奉納されたもの。
子どもたちはチャンスン(将軍標)の書かれた丸い紙に思い思いに色づけし、紙皿に貼り付けたり額にするなどの工作教室に夢中。遊びを通して高句麗からやって来たいにしえの渡来人に思いを馳せていた。
フェステイバルは24日まで。
(2006.9.13 民団新聞)