掲載日 : [2006-09-13] 照会数 : 13940
<参政権>岸和田市前市長に 修交勲章崇禮章
地方参政権初の付与決議
【大阪】全国で初めて定住外国人への地方参政権付与決議を採択した岸和田市の原昇前市長に対し韓国政府から修交勲章崇禮章が贈られた。授与式は1日、駐大阪総領事館で行われた。
鄭華泰総領事は「原前市長の大きな力に感嘆している。これからも両国国民のさらなる交流を願っている」と祝し、勲章を手渡した。これに対し原前市長は「言葉に尽くせないうれしさ。私ひとりのものでなく、岸和田市民みなさんにも感謝の気持ちでいっぱい」と喜びをかみしめていた。
原氏は73年から8期32年間にわたり岸和田市長を務めた。任職期間中、岸和田市日韓友好親善議員連盟を設立、両国議会の交流増進に大きな役割を果たした。また、岸和田市とソウル市永洞浦区との間で姉妹都市関係を締結するのに尽くした。定住外国人への地方参政権付与決議は在日同胞の法的地位向上に大きく貢献したことで知られる。
修交勲章崇禮章の授与は80年当初の大阪府知事以来2人目。
(2006.9.13 民団新聞)