掲載日 : [2006-09-13] 照会数 : 7571
<合同演説会>一致団結、組織発展を
[ 近畿地区には400人 ] [ 中北地区には200人が参加した ]
まず、大阪・愛知で
合同演説会は13日に九州地協(福岡県本部)、14日に中国・四国地協(広島県本部)、16日に東北地協(宮城県本部)を経て、17日の関東地協(中央会館)へと続く。いずれも午後2時から。
第50回臨時中央大会の3機関長選挙に向けた中央選挙管理委員会(委員長=辛容祥常任顧問)主催の合同演説会が9、10の両日、近畿と中北の2地方協議会で始まった。2地協の参加者は600人で、新3機関長選出に対する関心の高さを示した。議長、監察委員長は単独候補。
第50回臨時中央大会 有権者の関心高く
近畿地協の合同演説会は9日、大阪府本部会館に中央委員、代議員ら400人を集め行われた。
同協議会の金漢翊会長(大阪府本部団長)は開会辞で「今こそ創団精神に立脚し、民団再生に向けて一致団結しなければならない。在日同胞の未来を切り開き、この難局を克服する実行力のあるリーダーを選ぶための演説会を契機に、皆さんの思いを一つにして組織再生を図ろう」と述べた。
中央選挙管理委員会の辛容祥委員長は「民団の最高指導者は韓国の国是である自由と民主主義を守り、民団の規約を守ると同時に、創団60周年を迎えた民団組織の発展と在日同胞の権利拡大を図らなければならない。新指導者に立候補した各人の公約や能力、人間性を見極め、臨時大会には皆さんの清き一票を投じる権利行使を」と訴えた。続いて、4人の団長立候補者は、登録受付順で所信を表明した。
張煕東候補は「混乱の後遺症を速やかに解消し、失った民団の信頼を回復」、鄭進候補は「全国幹部との対話・討論を密に、正常化へ挙団体制の確立」、具末謨候補は「同胞の尊厳と誇りを失わずに生きてゆける生活環境づくり」、金洪斤候補は「民団内の和合を積極推進するとともに、地方組織の活性化」をそれぞれ掲げた。
立候補者の演説を聞いた大阪韓国商工会議所の金友三会長は、「在日のために真剣に取り組んでくれる人を望む。一団員の足元にたって、今の民団社会を建て直し、次世代につなげていってほしい」と要望。婦人会大阪府本部の金濱子会長は、「これまでの惰性や既成概念を打破し、新体制を打ち立てることに全身を投じる人が担ってほしい」と続けた。
民団兵庫県本部の白永煕団長は、「民団に対する失望感、不信感がつのっているが、一刻も早くみんなが信頼できる協力体制を作り上げていくことを次期団長に望む」と語った。
10日、愛知県本部で開かれた中北地協の演説会には200人が集まった。中北地方協議会の梁東一会長(愛知県本部団長)の開会辞と辛容祥委員長のあいさつの後、団長候補が公約を述べた。
新西支部の尹大辰議長は、「民団の基本理念と伝統を尊重しつつ、次世代を担う斬新的な提案をしてくれる人を願う。全国を行脚し、地方で埋もれている優秀な人材の発掘、育成に尽力してほしい」と強調した。
岐阜県本部の呉俊植団長は、「民団の存在はなんと言っても全国の団員の支えがあってこそ。団員のための民団であることを肝に銘じて、その役割と目的をまっとうするよう願う」と述べた。
(2006.9.13 民団新聞)