掲載日 : [2006-10-04] 照会数 : 9476
次期国連事務総長に 潘基文外相が内定
[ 潘基文氏 ]
潘基文外交通商部長官が次期国連事務総長に選出されることがほぼ確実になった。2日(現地時間)午後に行われた4回目の事務総長後任候補予備投票で、潘長官は5カ国の常任理事国を含む14カ国の安保理理事国から支持を獲得した。
6人の候補のうち唯一、常任理事国の反対票がなく、ライバルだったインドのタルール候補が開票後に候補を辞退、潘長官支持を表明したことで候補選は事実上「決着」した。
潘長官は過去3回の予備投票ですべて1位だったが、今回は拒否権を持つ5カ国の常任理事国(米国・英国・中国・ロシア・フランス)が初めて予備投票を行い、5カ国すべてが賛成票を投じたため、国連事務総長に内定したと判断される。
また、ワシントンのある高位外交消息筋は「潘長官が新しい事務総長に最終確定すれば、韓国外交史に新たな扉を開く快挙になる」とし「韓国の国家信任度にも大きなプラス効果をもたらす」と歓迎した。
国連安保理は9日に次期事務総長を選ぶ投票を行う。
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鄭団長が祝電
韓国人初の国連事務総長の誕生が現実のものになったことを受け、民団中央本部の鄭進団長は4日、「躍進する韓国の象徴として世界の平和と安定に寄与してほしい」と祝電を送った。
(2006.10.4 民団新聞)