掲載日 : [2006-10-10] 照会数 : 9393
北韓地下核実験を厳重に抗議…中央団長が声明
民団中央本部の鄭進団長は9日北韓の地下核実験強行に関して厳重に抗議する声明を発表した。
北韓の核実験を厳重に抗議する声明
北韓が9日午前、さる3日の予告宣言に基づいて地下核実験を強行した、との内外報道に接した。在日同胞を代表する民団の立場からも憤りを禁じえず、次のように声明するものである。
1、7月のミサイル強行発射に続く北韓当局の核実験は、韓半島と東北アジアの平和に直接的かつ重大な脅威をもたらし、核不拡散・軍縮を熱望する国際社会の潮流にも真っ向から反する。
2、国連安保理などの強い警告を無視した核実験は、国際社会全体を敵と見なし、7000万同胞を人質に恫喝しようとするものであり、民族の宿願である祖国の平和統一を決定的に阻害するものと言わざるを得ない。
3、北韓当局のこうした暴走は、在日同胞全体の日常生活すら脅かすものであり、生活者団体として同胞の生命と財産を守る民団の立場からも、断じて許せるものではない。
4、北韓当局者は、全民族を犠牲にする独善的な延命策から脱却し、核を含む大量破壊兵器の開発・保持を放棄するとともに、6者協議の場に速やかに復帰しなければならない。
2006年10月9日
在日本大韓民国民団中央本部
団長 鄭進(チョン ジン)