掲載日 : [2006-10-18] 照会数 : 7567
1年ぶりに韓日首脳会談 協力関係強化を確認
盧武鉉大統領(右)は9日、安倍晋三首相と韓日首脳会談を開き、韓日関係について「友好協力関係が両国のみならず、東北アジアの秩序のためにも非常に重要だ」との認識で一致した。
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鄭進団長が歓迎の談話
民団中央の鄭進団長は10日、約1年ぶりに開かれた韓日首脳会談を歓迎し、要旨次のような談話を発表した。
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さる9日ソウルで、昨年11月以来中断していた韓日首脳会談が開催された。両国の相互理解と友好親善を願い、架け橋の役割を担ってきた在日韓国人の立場からも、心から歓迎する。
盧武鉉大統領と安倍晋三首相による初の首脳会談で、安倍首相は歴史認識について村山首相談話など、これまでの政府見解を踏襲することを明言し、歴史の共同研究再開についても合意した。韓日関係は再び未来志向に転じたものと期待したい。
首脳会談はまた、タイミングを合わせたかのような北韓の核実験発表についても、東北アジアの平和と安定に大きな脅威であるとの認識で一致し、国際社会と協調し断固たる措置を講じることでも合意した。北韓の核開発に一貫して反対してきた私たちも、これを支持する。
東北アジア平和のためにはもちろん、地方参政権付与など、在日韓国人の諸懸案を解決するためにも、両国の首脳がよりいっそう緊密な連携が築かれるよう強く望む。
(2006.10.18 民団新聞)